【足底疣贅】3cmの巨大イボを削る。麻酔の激痛と「一枚岩」の摘出(第2回:衝撃の手術編)

 2024年12月26日、私はうつ伏せで手術台に横たわっていました。 これから始まるのは、直径3cmにまで育ってしまった宿敵との最終決戦です。


手術の成否を分けるのは、患部を無感覚にするための「麻酔」でした。 しかし、この麻酔こそが、私の人生で経験したことのない最大の苦痛となりました。


足裏の、しかも巨大なイボの周辺に、鋭い針が深く、何度も突き刺さります。その数、およそ10回。 注入の際、足の奥底に「ブルブル」という機械的な振動を感じました。高圧で薬液を送り込む専用のデバイスだったのかもしれません。その痛みは、毎週耐えてきた液体窒素など比較にならないほどで、「二度と経験したくない」と心底思わされる壮絶なものでした。


しかし、その地獄を乗り越えた先で、私は驚くべき光景を目にします。 レーザーによって切り取られたイボは、バラバラに蒸発したのではなく、「一枚岩」のように綺麗に、ゴロッと一塊で摘出されていたのです。


先生に見せてもらったその強固な塊を見た瞬間、「あぁ、これは液体窒素を毎週当てても一生治らなかったな」と確信しました。あまりの衝撃に、写真を撮り忘れてしまったことが今でも悔やまれます。


その「一枚岩」が去った後の足裏が、こちらです。

イボが去った後の戦跡。直径3cmの穴は深く、真皮層がむき出しになっていますが、底面は平らで綺麗です。もちろん、ウイルスが100%取り切れたかはまだ誰にも分かりませんが、物理的な「核」は去りました。

【考察】どこで、なぜ感染したのか?

ここで、あくまで私の憶測ではありますが、感染ルートについて触れたいと思います。

私は週5回、暗闇ボクササイズ「b-monster」に通っています。ワークアウト自体は靴下を履いて行いますが、シャワー室やその後の共有スペースは裸足にならざるを得ません。

実は、私なりに感染対策は徹底していたつもりでした。b-monsterの後は、帰宅してすぐにシャワーで足裏を丁寧に洗い流すことを自分に課していたのです。それでも、防ぐことはできませんでした。

振り返れば一昨年の冬、ひどい赤切れで足裏が割れたことがありました。 通常なら跳ね返せるウイルスも、皮膚が割れてバリア機能が壊れた「傷口」があれば、そこは絶好の侵入口となります。特に共有のバスマット(珪藻土など)に潜むウイルスは、洗い流すまでのわずかな時間に、その傷口の奥深くへ入り込んでしまったのかもしれません。

「洗っているから大丈夫」という過信は禁物。目に見えない傷一つで、誰にでも起こりうる悲劇なのだと痛感しました。

手術の翌日、クリニックを受診。看護師さんがガーゼを剥がすと、傷口の円を縦に縦断するように白く盛り上がっていました。

術後翌日の様子。Googe Geminiによると中央の白さは「芯」ではなく、傷を埋めるための修復成分で網目はガーゼの織り目の跡だそうです。

完治への道のりはまだ始まったばかり。取りこぼしの不安もゼロではありませんが、今は自分の再生力を信じるしかありません。


【足底疣贅】3cmの巨大イボを削る。術後2日目、初めての洗浄と「Refaミスト」の選択(第3回:再出発編)へと続く

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