4Kホームシネマプロジェクター BENQ HT3550 購入

HT3550の購入のきっかけ

BENQの4Kホームシネマプロジェクター HT3550を購入しました。
昨日までの我が家のホームシアターは2K(Full-HD 80インチ)でした。以前から100インチに拡張したいと思っていました。4Kにはあまり興味がありません。予算、投影距離の関係で見送っていましたが、何もやることがないゴールデンウィーク期間中にプロジェクターについて調べているとHT3550で100インチ投影できそうなことが判明。
問題は設置です。これまでのプロジェクターはMITSUBISHIのLVP-HC5500でした。

2008年発売してすぐに、当時の価格(今はなきAVAC新宿店で購入)で13万円くらいだったと思います。世の中はDVD全盛、Blu-rayディスクが増え始めた頃です。もう12年間も使っています。我が家の環境では最大80インチまでの投影が不満点でした。あ、四隅の端が少しぼやけていたのはありました。四隅なので映画鑑賞には問題ありませんでしたが、Windowsの時刻とか少しボヤっとしていましたね。ランプ寿命も5000時間で、まだ1000時間くらいしか使っていません。故障は1回だけ。故障といっても液晶パネルに埃がついてシャボン玉のような影が出ただけです。静穏性に優れ、電動ズーム、電動フォーカスは素晴らしいと思います。(据え置きなので一度設定したらさわりませんが・・・)特に黒の表現は逸脱だと思います。

電動上下50%のレンズシフトが可能です。そのおかげでデスクトップ設置で約1.3mの高さから投影してもちょうどよい高さに投影可能でした。




ところがHT3550はレンズシフトが上下10%しかありません。BenQ Projection Calclatorで算出するまでもなくデスクトップ設置は夜空を見上げるような視聴になってしまいます。よって天吊りするしかありません。


80インチ投影の場合はサブウーファ YAMAHA YST-SW1500下のようにフロントスピーカーの外側に設置可能でした。


しかし、100インチ投影となると、我が家の環境ではサブウーファ YAMAHA YST-SW1500 をフロントスピーカーの内側へ設置する必要があります。


 YAMAHA YST-SW1500の高さは510mmなので、下図のように天吊りにしたうえで、床からの高さを1755mmにする必要があります。天井高さは2400mmなので、天井から650mmも下に吊り下げないとならないし、天井の補強工事が必要です。電源もありません。


諦めかけたところで「HT3550 天吊り」で検索するとb's mono-logさんのBenQ HT3550 を疑似天吊りするが一番トップに。
ポールに設置した板に天吊りされていました。まさに、これだ!これならいけそう!ということで記事をじっくり読んで、HT3550購入となりました。
ありがとうございました!


設置

下記のように投影面から2687mmとなりました。結果約105インチです。



b's mono-logさんと同様に六角スペーサーを購入しました。ただし、ホームセンターにM4の六角スペーサーがなかったのでやむなくM5→M4変換の六角スペーサーを購入しました。




ヒガシパンチング連結棚板の穴は都合よくHT3550天吊り用のネジ穴位置に合うことはありませんでした。


そこで、下図のようにHT3550にM5→M4変換六角スペーサーを取り付け、パイン材に穴をあけてM5ネジで固定、HT3550を固定したパイン材をネジ径4mm、長さ14mmの木ねじ20個使って連結棚板に固定しました。



苦労したのはセンター位置です。
最初パイン材のセンターにHT3550がくるように固定してしまったので、写真のように右に最大に寄せても壁のセンターに投影できませんでした。微調整はパンチング連結棚板の穴でやろうと思っていたのですが、調整範囲を超えました。








水平、垂直もすべて合わせたのに、もう一度パイン材の穴あけからやり直すことに・・・
BenQ Projection Calclatorの計算結果を参考に計ればよかったのですが、省略して失敗です。今後のためにレーザー距離計を買おうと思います。

最終的には下記のようになりました。HDMIケーブルの長さが不足したので配線処理は週末に持ち越しです。









最後に水平、垂直をチェック


まずは棚板の水平を水平器でチェック。OKです。






実家から借りてきたレーザー墨出し器で最終チェックしました。


HT3550でテストパターン表示。あ、80インチの時はキクチの手動巻き上げスクリーンを使用していました。スクリーンにかかっていますが、近く取り外して、プロジェクター用壁紙(投影面をプロジェクター用壁紙、周りを濃紺の壁紙)に張り替えてもらう予定ですので、今はこのままにしています。


歪んでいるのはワイド端で撮影したためです。実際には歪んでいません。








完璧です。


問題?不良?

投影域周りに25mm幅くらいの余丁が4辺にあります。何でしょうか?オーバースキャンでも調整できません。ファームウェアが1.03だったので1.05にバージョンアップしましたが解消しません。とても気持ちが悪いです。仕様なら諦めますが、初期不良ではないことを祈ります。



マッサージ椅子との関係

こんな感じです。




映画はSicario(邦題ボーダーライン)を観ました。


主な出演者の方々です。


エミリー・ブラントきれいな女優さんです。



ゲームはPS4リモートプレイ(本体はLG OLED65C9PJAに接続のため)で地球防衛軍4.1をやりました。ゲームはこれと地球防衛軍5しかやりません。



HT3550の感想

Blu-ray視聴、個人の主観での感想です。設定は特にサイレンスをオン以外、工場出荷状態です。
解像度は素晴らしいです。LVP-HC5500よりも25インチアップで投影していますが、体感できる解像度の向上です。また明るいです。
※うちには4Kのソフトも再生プレイヤーもありませんので当面は2KのBlu-rayでいきます。
音がうるさいです。サイレンスをオンにしてもLVP-HC5500の静穏性には遠く及びません。ネット上のレビューを確認していましたが、ここまでうるさいとは思いませんでした。ドンパチシーンなら気になりませんが、静けさのシーンではうるさいです。
黒の再現がLVP-HC5500よりも劣ると思います。明るさとのトレードオフでしょうか。今後調整してみたいと思います。


105インチの感想

80インチ比べ!めちゃくちゃでかいじゃん!まではいきませんでした。部屋の壁投影であれば120インチはいけそうなので、投資対効果(約17万円で25インチアップなので1インチあたり6800円の投資)と設置の労力からすると少し物足りなさを感じます。
でも、80インチよりも目の前の広がりを体感できたので、買ってよかったと思います。


LVP-HC5500の扱い

最初は売り払おう(値段が付くかどうかは別にして)と思っていましたが、ヒガシのパンチング連結棚板を追加して、HT3550との2台体制でもよいかなと思っています。

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