我が家のホームシアターのライブラリーサーバであるMEDIASVですが、何かの契機でWake On LANできなくなりました。しばらく映画を見る際は手動で電源ONしていましたが、足裏のいぼ除去手術で身動きできない年末暇なので対処することにしました。
MEDIASVの特殊性としてはHyper-Vを有効にして、仮想マシンを1台展開していることです。この仮想マシンはMovieJukeBoxのWebサーバでTMDbから映画情報をスクレピングするのでインターネット接続が必要です。そのため仮想スイッチは外部(Extarnal)としています。
以下、我が家のホームシアターの構成図です。本日時点の構成詳細、自作メディア管理Webアプリ「MovieJukeBox」にご興味のある方は 我が家のホームシアター Ver7.2 2024/4/27 を参照願います。
今回Wake on LANできなくなったのは我が家のホームシアターの中核をなすMovieJukeBoxを展開するMEDIASV(赤枠)です。ホームシアター部屋にいながらリビングカウンター下のデッドスペースに設置したMEDIASVの電源をスマートフォンから電源入れられなくなってしまい不便でした。
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| 論理構成図:赤枠が今回Wake On LANできなくなったMEDIASV |
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| 物理構成図:赤枠が今回Wake On LANできなくなったMEDIASV |
MEDIASVのマザーボードは
ASRockのZ390 Phantom Gaming 6。
LANポートは2つあります。
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緑がRealtekのNIC(Wake On LAN用)、青(Hyper-V仮想スイッチ用)
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構成概要
OS:Windows 11(Hyper-V有効)
NIC
- Realtek Gaming 2.5GbE(WOL対象)
- Intel I219-V(仮想スイッチ用)
仮想スイッチ:Intel側にExternal割当、Realtekは未割当
UEFIのACPI ConfigrationにおいてRealTek側NICのWake On LANのための設定(黄緑)が無効化(Diasabled)されていました。これを有効(Enabled)にしてWake On LANできるようになりました。
高速スタートアップの無効化
「電源オプション」→「高速スタートアップを無効」に設定
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Copilotより・・高速スタートアップ無効化の手順(Windows 11)スタートメニューから「コントロールパネル」を開く 「システムとセキュリティ」→「電源オプション」を選択 左側メニューの「電源ボタンの動作を選択する」をクリック 「現在利用できない設定を変更します」をクリックして設定変更可能にする 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す 「変更の保存」をクリックし、PCを再起動する
この設定を無効にすることで、シャットダウン時に完全な電源オフ状態となり、Wake on LANが正常に動作しやすくなります。高速スタートアップが有効のままだと、PCが休止状態に近い状態でシャットダウンされるため、NICへの給電が不安定になることがあります。 |
NICの電源管理設定
デバイスマネージャー → Realtek NIC → プロパティ → 電源管理
「電力節約のためにオフにできる」→ チェックを外す(NICの電源を完全に切らないため。WOLでPCを起動するためには必須)
「Magic Packetでのみ解除」→ チェックを入れる
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Copilotより・・ 「電力節約のためにオフにできる」のチェックを外す理由は、NIC(ネットワークインターフェースカード)の電源を完全に切らないようにするためです。Wake on LAN(WOL)でパソコンの電源を入れたい場合、NICがスリープ状態や電源オフになっていると、Magic Packetを受信しても反応できません。したがって、この設定を外してNICの電源を維持することで、WOLが正常に動作し、遠隔からパソコンを起動できるようになります。 つまり、今回の目的である「パソコンの電源を入れたい」場合は、NICの電源を切らない設定にすることが必須です。逆にこのチェックを入れたままだと、NICの電源が切られてしまい、WOLが機能しなくなります。
Hyper-Vの仮想スイッチ構成以下はCopilotのまとめ PowerShellコマンドで現在の仮想スイッチ構成を確認 Get-VMSwitch | Select Name, SwitchType, NetAdapterInterfaceDescription
Name | SwitchType | NetAdapterInterfaceDescription |
|---|
External | External | Intel(R) Ethernet Connection (2) I219-V |
IntelのNICに対してはExternalタイプの仮想スイッチを割り当てていますが、RealtekのNICは割り当てていません。 重要なポイントとして、Wake on LAN(WOL)を有効にしたいNICは、Hyper-Vの仮想スイッチに割り当ててはいけません。これは、仮想スイッチに割り当てるとNICの電源管理やパケットの受信動作が仮想化レイヤーに影響され、WOLのMagic Packetを正しく受信できなくなるためです。 そのため、WOL対象のRealtek NICは物理的に直接OSに認識させ、仮想スイッチの管理外に置くことが鉄則となります。 一方、Intel NICは仮想スイッチに割り当てて仮想マシンのネットワーク通信を担当させています。
この構成により、WOL対象NICは常に電源が維持され、Magic Packetを受信可能な状態を保つことができます。
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