リビングの扉が開かなくなった
朝、いつもより早く嫁に起こされた。
「リビングに入れない。ドアが開かない」
廊下側からリビングへは、扉を押して入るようになっている。
なので押してダメなら引いてみろというわけにはいかない。
ドアハンドルは回るが、扉を押すとカギかかかっている状態のように何かが引っかかって開かない。ドアにはラッチがあるが、これがドアハンドルの動きに連動して動いていないのでは?と疑い、他の部屋のドアハンドルとラッチを確認してみる。
当たり前だけど、ドアハンドルを回していない状態ではラッチが浮いている。
これも当たり前だが、ドアハンドルを回せばラッチはドア側に収納される。
廊下から洋室へ入る扉の構造
ラッチの向きだけど、三角形の斜めの辺が廊下側(自分)にある。
このラッチは手で押しても軽々とドア側に収納される。それなら薄いカードを差し込めば引っ込むんじゃないか?ということで、テレフォンカードを差し込んで上下に動かすが、びくともしない。やり方が悪いのか?確認するため他のドアで試すと簡単に開いた。
リビングの扉のラッチも三角形の斜めの辺が廊下側(自分)にある。向きは間違っていない。そうなると、ラッチが故障したのか?
室内からのリビングへの侵入はこの扉しかない。
幸いにしてタブレットが寝室にあったので、ネットで検索すると上記のような方法で開けるのが常套手段のようだ。しかし、びくともしない。何枚かカードが切れるくらい試した。時間にして1時間30分くらい。
これはもう扉を外すしかないか?と言ってもドアを開けないと扉を外せない。
蹴破るしかないか?それは躊躇するな。
どうやって開けたか?
ドアノブ付近に上足底(足の親指の付け根の下)を押し当てて、前蹴りの要領で強めに一気に押してみた。
そしたらバキッっという音がしたものの開いた。ラッチの先端部分が破損しただけで、ドアやドア枠は無傷。
嫁は感動してた。さすがだと。
高校生の時にやっていた空手が役に立った?今はBODY COMBATだけど。
コツは上足底をドアに密着させた状態で前蹴りで押すことかな。
ドアハンドル・ラッチはKAWAJUNというメーカー
ドアハンドルを分解してみる。
ドアハンドルに六角のナットがあるので六角レンチで外す。反対側はプラスのネジだったのでプラスドライバーで外した。
台座カバーをマイナスドライバーを使って、てこの原理で外す。台座が現れる。台座はネジで固定されている。
ドライバーでラッチを固定しているネジを外しラッチを抜き取る。
※写真では台座がまだついている状態。ラッチ固定面の上部は蹴って破損したものではなく、ドライバーでグリグリやっているうちに割れたもの。力を入れてグリグリしていないのに破損したのは相当劣化していたのだろう。
ドアが開かなかった原因
三角形のラッチ部分が押してもびくともしない。まったく動かない。これではカードで開けられないはずだ。
応急処置
ラッチを外して台座、台座カバー、ドアハンドルを取り付け、押し引きできるように対処した。ドアハンドルが下にだらりと垂れていて間抜けな状態。
修理をどうするか?
マンションのサポートセンターに問い合わせると2時間くらいで折り返し電話がかかってきた。
担当者「まずは現場を見させていただき状況を確認します。部品調達に1週間、作業に1週間で2週間くらいかかりますね。」
私「原因もわかっていて、交換パーツもパーツもわかっていますけど」
担当者「それでも一度見させてもらいます。」
予想どおりの頼りない対応だ。まあ、仕方ない。
それを予想していたので、あらかじめ調べておいた。
KAWAJUNのオンラインショップで部品を買えそうだ。
LTR ドアノブパーツ 【公式】 KAWAJUN ONLINE SHOP | 住宅用建材装飾・インテリアアクセサリー通販
http://shop-kawajun.jp/fs/kawajun/LTR
問題はどれくらいで到着するか?
10時になりKAWAJUNへ電話して確認すると
KAWAJUN「2、3日で発送できます。」
とのこと。すぐに欲しいので店舗で購入できないか?確認すると
KAWAJUN「店舗では売ってません。」
とのこと。今日中に何とかしたいので、他社の互換性のあるラッチはあるのでしょうか?と聞いてみると
KAWAJUN「ありません。」
と言われた。「ないと思いますよ」ではなく「ありません」とはっきり言われた。
そうかな?と思い、異なるホームセンター2店に電話で確認したがKAWAJUNは取り扱っていないそうだ。KAWAJUNというメーカーを聞いたこともなさそうだ。
ただ、いろんなラッチがあるので、外した部材を持ってきてくれれば適合するのを探してくれると、親切に対応してくれたので、ホームセンターに行くことにした。
ホームセンターでは互換性のあるものは売っていなかった
高速道路まで使って郊外の大規模ホームセンターに行ったが、ラッチは売っているが台座を固定する2つのネジの間隔がすべて合わない。
KAWAJUNのは34mmだけど、ホームセンターで売っているのは42mmだけ。いっそのことドアハンドルごと変えたいけど、42mm間隔のネジ穴を新たに開ける必要がある。
8mm差のネジ穴を開けるは厳しい。やはりKAWAJUN担当者の言うとおり、互換性のあるラッチ売ってなかった。
ホームセンターに売っていたのとドアハンドルを差し込む四角の穴の角度も違っていた。
オンラインショップでしか買えない。一般人に修理させるのではなく、住宅メーカーやマンション管理会社にサポートしてもらうように誘導されるような囲い込み?とも思えてしまう。(あくまでも被害妄想)自分で修理なら部品代777円+送料だけだで済むし。ドア1枚交換とか提案されちゃうの?とか(被害妄想)
よくよく調べてみると家にはKAWAJUNの製品がちらほらある。2001年入居のマンションだけど、それないりにスタイリッシュだったし、KAWAJUN製品にまったく不満はないのだけれど。
そういえば鬼怒川行ったときに、日光道だったかな、ひときわおしゃれで巨大な建物があって、「KAWAJUN」って書いてあった。あれはKAWAJUNの工場だったんだなと。
KAWAJUN Design and Quality - カワジュン商品総合ポータル
http://www.kawajun.jp/
会社の同僚がマンション購入時にKEYUKA壁面収納「ガルニ」を導入してた。いいらしい。確かに家具もおしゃれなので、今度直営店に行ってみよう。
KEYUCA -インテリアショップ ケユカ-
http://www.keyuca.com/
自分で修理
すぐさまKAWAJUNオンラインショップで購入。注文日から到着日まで3日。費用は777円+送料324円。
部品が来れば5分で取り付け完了。
壊れる前兆がなかった。あったかもしれないが、家族のだれも気が付かなかった。突然ドアが開かなくなる。
今回は台座や台座カバーに「KAWAJUN」の文字があり、ネット検索を経て、KAWAJUNオンラインショップで部品を自分調達できたので、すべて自力で早急に安く対応できた。
2001年の入居から15年目となるので、いろいろなところでガタがきているのだろう。
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